船舶・航空機などから海水温度と塩分の鉛直分布を計測できます。
eXpendable式海洋観測装置とは、”プローブ”と呼ばれる部分を海中に投下する事で海水を計測するシステムです。海象・海況状況が良くない状況でも計測が可能です。観測用設備の無い船舶でも、手軽に水温・塩分プロファイル観測を行う事が出来ます。

XCTDは、様々なプラットフォームから計測が可能です

ハンドランチャを使用したプローブ投下シーン
- XCTD(eXpendable Conductivity, Temperature and Depth)システムでは、水温あるいは塩分の鉛直分布を計測できます。
- XCTDの水温検出には、高性能ディスク型サーミスタが採用され、水温変化は、サーミスタの抵抗値変化によって計測されます。XCTDの塩分は、電気伝導度データと水温データから計算されます。
参考仕様
項目 | 水温 | 電気伝導度 |
測定範囲 | -2~35℃ | 0~60mS/cm |
精度 | ±0.02℃(総合精度) | ±0.03mS/cm(総合精度) |
分解能 | 0.01℃ | 0.015mS/cm |

XCTDプローブ内部構造

左)XCTDプローブ 右)XBTプローブ
プローブ種類 | 計測深度(m) | 使用最大船速 (ノット) |
計測時間(秒) |
XCTD-1N | 1000 | 12 | 300 |
XCTD-2N | 1850 | 3.5 | 575 |
XCTD-3N | 1000 | 20 | 205 |
XCTD-4N | 1850 | 6 | 540 |
※仕様は参考仕様です。予告なく変更される場合があります。
2021年4月出荷分より、XCTDプローブは新しくなります
新基板変更に伴う変更点、新XCTD利用に伴い更新が必要になるWindows版ソフトウェアの確認・更新方法をご確認ください。

新XCTDラベル
お問い合わせ Q&A
- eXpendableシステムのお問合せについて
お問い合わせの際は、以下情報をあわせてご連絡ください。
- ご使用のプローブ種類
- シリアル番号
- コンバータ/ランチャ構成