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[システム構成]eXpendable式海洋観測装置(XBT/XCTD) 2021.02.18

eXpendable式海洋観測装置

“プローブ”と呼ばれる部分を海中に投下する事で、海水を計測するシステムです。

システム概要

XBT(eXpendable Bathy Thrermograph)では水温を、XCTD(eXpendable Conductivity, Temperature and Depth)は水温および電気伝導度を計測する事が出来ます。XBTおよびXCTDシステムは、海象・海況条件に制約を受けること無く船舶の航行中にプローブを投下し、水温あるいは、水温および電気伝導度を計測するシステムです。XBTは最大水深1,830mまでの水温を、XCTDは最大水深1,850mまでの電気伝導度および水温を、高精度かつ高い信頼性の基に、リアルタイムに計測します。水深は、XBTおよびXCTDプローブの形状と重量から決定される降下式に基づき、着水後の経過時間から自動的に演算されます。

eXpendable式海洋観測装置

鶴見精機では、eXpendableセンサ技術開発を1970年に開始。1987年にはeXpendableセンサ専用工場を福島県白河に建設し、生産能力の向上および品質管理体制の強化・充実をはかり、高品質化に成功しました。1996年には、独自の電気伝導度検出技術を用いて、塩分計測も行えるXCTDの販売を開始。XCTDでは、電磁誘導型セル及び特殊なドリフト補償回路(アメリカ、カナダ、イギリス、ノルウェー、日本で特許取得)で構成され、極めて安定でレスポンスの早い電気伝導度データを得ることができます。


システム構成

センサ部を投げ込み(expendable)式にする事により、迅速な観測を可能にしたシステムです。他の海洋観測システムに比べ、観測作業を省スペースかつ省力化することができます。システムは、センサ部、受信・変換部、データ処理部で構成されます。受信・変換部およびデータ処理部を、船舶や機体に搭載して海洋観測を行う事ができます。


2021年4月出荷分より、XCTDプローブは新しくなります

新基板変更に伴う変更点、新XCTD利用に伴い更新が必要になるWindows版ソフトウェアの確認・更新方法をご確認ください。

▶XCTDプローブモデルチェンジのお知らせ


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