電気伝導度と水温を測定し、演算により実用塩分を計算する塩分計です。
河口堰や河川の塩分監視を目的とし、海水による河川の塩分濃度変化状況を自動測定します。観測局舎やフロート上に機器を設置すれば、多層、複数観測局での塩分遡上を計測できます。取得データは、現地から管理設備まで有線(光ケーブル)または無線(業務用テレメータ、特定小電力無線、無線LANなど)で伝送し様々なシステムを組み込むことが可能です。
- 一般的な電極式と異なり、電磁誘導方式を採用しているため、生物付着等の問題のある河川でも安定したデータが得られます。
- 複数台の連動が可能なので、河川下層から上層までの幅広い層での計測が可能です。
測定精度
項目 | 実用塩分 | 電気伝導度 | 水温 | 塩素量(cl) | |
測定範囲 | 2~42 PSU | 0~60 mS/cm | -10~40 °C | 1200~23000 ppm | 検量線による |
測定精度 | ±0.3 PSU |
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±0.1 °C |
±200 ppm
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検量線による |
測定方式 | 電気伝導度と水温より演算 | 電磁誘導方式 | サーミスタ | 実用塩分より 換算 |
低濃度域は検量線で換算 |
※仕様は参考仕様です。予告なく変更される場合があります。
塩分濃度検出部・ 変換器表示例
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