水産庁「開洋丸」CTD観測用DDVCウインチ 2022.07.12
荒天下でも安定した計測環境実現に寄与します。
鶴見精機は、大型漁業調査船「開洋丸」にCTD観測用DDVCウインチを納入しました。DDVCウインチの動揺補償制御により、母船の動揺による観測機器の上下動を低減することが可能です。安定した観測環境を提供し、従来の油圧コントロールバルブによる制御では難しかった高度な制御を行うことが可能になっています。
昨今のサンマ不漁の原因を調査する!「開洋丸」北西太平洋冬期サンマ産卵場調査©水産庁
「開洋丸」は、流氷域や熱帯域を含む全ての海域で水産生物の資源調査、有用生物の発掘、資源動向に影響を与える海洋環境調査の基礎的研究を行っている水産庁所属の漁業調査船です。水産資源や海洋環境の変化を表す貴重なデータを把握し、水産資源を持続的に利用するための漁業調査を行っています。
搭載船の動揺をもとに船体動揺を打ち消すDDVCウインチ
「開洋丸」に納入したDDVCウインチは、搭載船の動揺をもとに船体動揺を打ち消すウィンチドラムの繰り出し・巻き上げ動作を自動的に制御する機能や、任意に設定したワイヤ線長までの繰り出し・巻き上げ動作を自動的に行う機能を有しています。荒天下でも安定した計測環境実現に寄与します。