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地球温暖化の解明を深海から目指すロボット観測

深海用プロファイリングフロート|Deep NINJA

概要

地球温暖化は、気候システムの熱バランスが崩れて地球に熱が蓄積していることを意味します。ただ、その熱の90%以上が海洋に存在すると言われており、海洋がわずかに変化するだけでも我々の生活環境に大きな影響を与えると言われています。そのため、地球の気候システムを理解するために海洋に関するデータが必要とされています。地球温暖化によって起きた海水表面と深海の変化を明らかにすべく海洋研究開発機構(JAMSTEC)と鶴見精機は、深海4,000mで稼働するロボット観測機器「Deep NINJA」を開発しました。


プロジェクト

地球温暖化の解明を深海から目指すロボット観測プロジェクト

2000年から地球全体の海洋変動をリアルタイムで捉えることを目指した大規模な国際プロジェクト=Argo(アルゴ計画)がスタートしました。アルゴ計画で中心になる観測機器は、水深2,000mから海面までの間を自動的に浮き沈みして 水温・塩分等を測定することができるアルゴフロートと呼ばれるロボット観測機器です。これにより観測船が活動できない海域や厳しい環境下で観測活動ができない時期での調査が可能になりました。また、船舶や人工衛星などの観測システムでは取得できない海洋の表層から深層までの測定データ観測が可能になりました。
2009年に開催された「海洋科学の国際会議OceanObs09」において2019 年までの10年間に深海の観測を充実させることが謳われました。新たに深海用フロートを用いた深層観測網の構築が提示されたことにより、未だかつて挑戦されたことがない4,000mを超える深海領域での観測技術が求められました。


ボット観測機器

海洋研究開発機構(JAMSTEC)の「実用化展開促進プログラム 」(2010~2012 年度) の支援を受け、4,000m深海用プロファイリングフロート「Deep NINJA」を2011年にJAMSTECと共同開発しました。浮力を制御することによって海中を沈降、漂流・浮上し水温・塩分・圧力プロファイル観測を行う機能、海上での位置の特定やデータ通信を行う機能の電機機構の開発に携わりました。2012年には、4台の「Deep NINJA」を南太平洋に投入し、2013年には南極海での「越冬」 と「南極海深層の1年間連続プロファイル観測」に世界で初めて成功しました。
2018年には、「Deep NINJA」による観測で南極底層水が急速に減少していることを観測し、実際の観測データを用いたレポートとしては世界初となる「海洋深層の水塊や循環の変化(外部サイト)」が、JAMSTEC小林大洋主任技術研究員から報告されました。尚、DeepNINJAは現在も南極で観測活動を継続中です。「Deep NINJA」の稼働状況は、Ocean-ops(外部サイト)にて一般公開されています。


Deep NINJA

Deep NINJAは永年海氷域(北極海の一部)を除く世界中の海洋で水深4,000mまでの深海を観測することができます。


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