ラジオゾンデによる高層気象観測
GPSゾンデシステム
概要
気象庁では、ラジオゾンデをゴム気球に吊るして飛揚させ、地上から高度約30kmまでの大気観測を行っています。鶴見精機では、海洋・陸水観測に加え大気観測サービスの提供も行っています。
プロジェクト
気象庁ラジオゾンデによる高層気象観測
ラジオゾンデは、上空の気温、湿度、風向、風速などの気象要素を観測する観測器です。ラジオゾンデによる高層気象観測は、世界各地で毎日決まった時刻に行われています。気象庁では、全国16箇所の気象管署や南極昭和基地で実施されています。また、海洋気象観測船でもラジオゾンデによる高層気象観測を行っています。これによって得られたデータは、天気予報の基礎である数値予報モデルや気候変動・地球環境の監視・航空機の運行管理に活用されています。高層気象観測を実現するための観測装置が求められました。
大気の状態を観測できる計測システム
2003年から父島での高層気象観測に技術提供を開始しました。
GPSゾンデシステム
Lockheed Martin Shippican社製の最新の高層気象観測システムです。気球に垂下されているラジオゾンデで上空の位置とその場所の気温・湿度・大気計測に利用されています。